木製家具の素材
- 義夫 西村
- 2022年10月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年10月14日
なんだ中プリか!
40年も前のこと 日本橋有名百貨店のバイヤーが発した言葉です。
新作の食器棚を展示販売願おうと家具売り場に搬入したところいきなり「なんだ中プリか!」とカウンターパンチ。扉の内部であってもプリント化粧板仕様の家具は販売不可
と一発でノックアウトされてしまいました。
ところが10年ほど前、新宿有名百貨店に高級人気のリビングボードを見学したのですが。

側板、天板も何度見返しても天然木突板化粧板ではなく、プリント化粧板仕様にしか見えません。やむなく販売員さんにお尋ねすると、「木目の揃わない突板よりきれいなプリントの方がいいのです」
と回答されました。
ハアーッ!といった感じでした。
40年前一流百貨店の矜持に感じ入り、今回も一流百貨店の店頭でビックリいたしました。
この商品はユニット家具で、何点かを組み合わせて置く家具なので木目が合わないとお客様によってはご不満になられる場合が想定されます。プリント化粧板仕様ならば何点組み合わせても木目は均一です。実際大手のユニット家具は側面、内部、前面の扉さえもプリント化粧板仕様であるようです。大量生産、大量販売ではやむをえない手法でしょう。
写真のチーク突板仕様の本棚は45年前から同じ仕様で、大して値上げもできず、販売しておりますが、60,90,120幅、各上置きは常に同時に製作するわけではありません。
従って複数お買い上げいただいても同一の木目ではありません。時には上置きと本体の木目が合わないとクレームをいただくことがありましたが、ここ10年ほどはそうしたクレームがないのは販売員の説明が丁寧なのか、お客様の認識が深まったのか、ありがたいことです。乱暴な言い方ですが、2,3年も経過すれば色も濃くなり馴染んでくるはずです。
く

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