余談ですが
- 義夫 西村
- 2022年11月10日
- 読了時間: 2分
木は生きてるんだよ!
と社長は強い口調でおっしゃいました。
都内の有名百貨店向け家具卸問屋に就職したばかりの私に。
納入した書棚の接合が悪く隙間があるための交換依頼を社長に報告したときのことです。
ノコギリで挽かれ、カンナで削られボンドで接合された木が生きているとは意外なお言葉でした。「湿気が多いと膨張し、乾燥すると収縮するんだよ」
「北海道産のタンスの引き出しは東京に持ってくると開けづらくなるのだ。北海道は湿度が低く、関東の梅雨時は特に桐が膨らんでね」
なるほど、それが生きていることなのか。
と私が納得いたしましても家具売り場の女性社員にはとても申し上げられません。
「へりくつ言ってないでサッサと交換してきなさいよ!」
と言われるのが落ちですから。

すぐに使用できなくても知識としてストックしておく価値はあるとおもいました。
さらに余談ですがこの社長は大学の芸術学部を出たそうで一風変わっておられて
「昨日は甥っ子の結婚式に出席したんだが、来賓のスピーチガいいことばかりしか言わないので、一杯悪口を言ってやったら、会場がシーンとしちゃってね」なんて言ったりするんですよ。昼になると「ビール飲もうか?」新入社員に平気でいいますしね
ヨーロッパ家具視察いただいたときにはいただいた際には、もうじきローマに到着という時
添乗員さんに向かって「イタリアはマフィアで有名ですが、殺人事件は一件もないそうですね。ローマに住む友人が新聞には殺人事件が載ったことはないと言っております」
色白、縮れッ毛、生き生きした目、2代目社長はまさしく芸術家、本当に楽しい方でした。懐かしい人のお一人です。



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